注文住宅なら自宅にジムを作ることもできます。ジムと言えば入会費や年会費を出して通う場所というイメージが強いかもしれませんが、適当な広さと体を鍛えるための器具があればそこはジムです。既にジムに通っている、またはジムに興味のある方は注文住宅をきっかけにホームジムを作ってみましょう。
まず、ホームジム作りで大切なのは部屋の広さです。使う器具や行う筋トレによって異なるものの、それなりに広いスペースが無ければ足や腕などをぶつけてしまう恐れがあります。また、一部の運動については部屋の狭さから不可能になるかもしれません。
そのため、最低でも4~5畳程度の広さはほしいところ。パワーラックなどを置くなら器具の2倍程度の広さが必要ですからね。広ければ広い分だけ多くの器具を設置できますし、広いに越したことはないでしょう。もちろん、ホームジムを広くすれば他の部屋などに余波がくるわけですが、注文住宅の完成後に間取りを変えることは困難ですので、初めから広めのスペースをとっておくといいですよ。
また、衝撃が部屋の外に行かない仕様にしてもらうと夜中などでも筋トレを行いやすいと思います。音が筒抜けだと家族に迷惑をかける心配がありますからね。それと、床は丈夫なものに。もし本格的な器具や重量の重いダンベルを置くのであれば、床の補強はしておくほうが安心です。一般的にはコンパネで補強をしておけば問題ないと思います。ホームジムは特に床への衝撃が大きいのが特徴です。補強だけでなく、防音にも注意して快適にホームジムを楽しめる空間をつくりましょう。
また部屋におくトレーニング器具については初めから一式そろえても構いませんし、徐々に増やしていくスタイルでもいいでしょう。注文住宅購入後は何かと資金不足に陥りがちなことから、徐々に増やす方がいいという意見もあります。トレーニングベンチやダンベル、パワーラック、ヨガマットなど。自分の行いたい筋トレに合わせて器具をチョイスしてください。先ほど話した、スペースの確保が出来ていれば置き場所には困らないはずです。
ホームジムなら他人の目も気にならず、気楽に鍛えることができますが、一般的なジムと違ってコーチやほかのメンバーもいませんので、夫婦や子供となどだれかと一緒にすることをお勧めします。仮に何か事故があった時にもそのほうが安心です。
ここまで、ホームジムについて書いてきましたが、本当におすすめするのは、体験でいろいろなジムに行ってみることです。ホームジムをつくろうという方なので、ジムに通っている方は多いと思いますが、いろいろがジムに行ってみるとそれぞれの特徴がよくわかります。それらのいいとこどりをするようにプランニングしていけば、自分だけの専用ジムも夢ではありません。